カンボジア 世界一の観光地へ

<写真:『The Phnom Penh Post』より>

こんにちは!

先週、The European Council on Tourism and Trade (ECTT) が選ぶ“World’s Best Tourism Destination” for 2016で、カンボジアが輝かしい1位を獲得しました!

ECTTは、欧州28カ国のメンバーで構成される観光プロモーション・リサーチに特化した協議会で、会の活動目的には、「非EU諸国における安全で魅力ある観光地振興に寄与すること」「EU諸国から諸外国への観光に関するリサーチ・統計情報を提供すること」があります。
この“World’s Best Tourism Destination”のアワードは毎年実施されており、2015年はエチオピア、2014年はジンバブエが1位を受賞しました。

今回、エントリーした30カ国のうち、カンボジアが1位に選定された理由には、豊富な文化・歴史遺産と自然の美しさが挙げられています。
ユネスコの世界遺産にも指定されており、保存状態が良いアンコールワットプレア・ヴィヘア寺院といった遺跡に加え、大自然が綺麗に残された23の環境保護地域も受賞のポイントになりました。

カンボジア王国観光省『TOURISM STATISTIC REPORT 2015』によると、カンボジアの2015年度の年間来訪者数は470万人を突破(前年比6.1%増)し、その数は年々伸びています。

2015年度のカンボジア来訪者の国別内訳は以下のようになっており、お隣のベトナムからが圧倒的1位、そして中国、ラオスと続きます。
中国、タイからの来訪者数は、前年比+25.0%前後とすごい勢いで増えています。

<出典:カンボジア王国観光省『TOURISM STATISTIC REPORT 2015』>
ヨーロッパ勢では、英国、フランスが10位圏内にランクインしており、英国は前年比+15.7%と堅調です。

7位の日本からのカンボジア来訪者は、2015年には前年比-10.4%と減少したものの、トリップアドバイザーの「行ってよかった!日本人に人気の海外観光スポット ランキング 2015」では、アンコールワット遺跡群1位を獲得しており、2011年~2013年も3年連続1位をキープするなど、日本人にとってもカンボジアは不動の人気スポットになっています。


<写真:『トリップアドバイザー』より>

カンボジア政府が昨年策定した「カンボジア観光マーケティング戦略2015〜2020」の草案によると、2020年までに来訪者750万人を達成することが目標とされています。

各国からの直行便が増えたり、陸路移動をスムーズにする国道がこの1年でかなり整備されつつあったりと、遠方・周辺各国からの観光客を迎え入れるカンボジアのインフラは着実に良くなってきていると感じます。
冒頭の“World’s Best Tourism Destination” などの名誉ある受賞を契機に、カンボジアの観光地としての世界的な注目度もアップし、ホテルを始めとする観光分野への投資も、増えていくことでしょう。
観光地としても、投資・ビジネスの拠点としても、まだまだ伸び代があるカンボジア。
今後も刻々と変化していくカンボジアの「今」をお伝えしていきたいと思います!

▼参考リンク
・『The Phnom Penh Post』
Kingdom crowned world’s top tourism spot(2016.6.17)
http://www.phnompenhpost.com/business/kingdom-crowned-worlds-top-tourism-spot
・EUROPEAN COUNCIL ON TOURISM AND TRADE ( ECTT )ホームページ
http://ectt.webs.com/
・MINISTRY OF TOURISM 『TOURISM STATISTICS REPORT 2015』
http://www.tourismcambodia.org/images/mot/statistic_reports/tourism_statistics_2015.pdf


カンボジアで注目の古着フランチャイズ④

一昨日の6月15日、カンボジア・プノンペンで9店舗目となる、Don Don Down on Wednesdayの新店がオープン致しました!
弊社で一から出店サポートさせて頂いた店舗としては、記念すべき1号店となります。
こちらの新店。
7号店・8号店があり、富裕層・外国人が多く住むボンケンコンエリアの北、ストリート51に位置します。


※Don Don Down on Wednesday Facebookページより

ストリート51は、大きな通りではないものの、北から南下する車・バイクがひっきりなしに通る交通要所の一つといえます。

近くには高校があるほか、ローカルレストランやカフェなどが立ち並び、食事や休憩をする人々の姿も見られます。

早速、オープニングの様子を見てまいりましょう!

Don Don Down on Wednesdayだけに、オープン当日は水曜日
オープニングに相応しいPOPなエントランスの前で、マイクアナウンスとともに、スタッフさん達が元気に迎えてくれました。
弊社スタッフも一緒に頑張っています!

午前10:00の開店時から、店内はこの賑わいです。

こちらのように、オープン記念として、6月末まで一部商品を除き50%OFFプロモーションを実施中!

お馴染みの野菜タグの商品もすべて50%0FFです。

店内に入ると、新品と見紛う位状態の良い商品や、

有名ブランドの商品もずらり。

選りすぐりの古着達がお客様をお迎えします。

お客様の層ですが、カンボジア人の方々が大半を占めていました。
オープン初日の男女比は、男性1 : 女性2で女性が多い傾向。
年齢層では10代の学生〜40代前後までと幅広く見られましたが、特に20代女性が圧倒的に多く見られました。
皆さん真剣に選んでいます。

選んでいます。

どっさり入れています!

実はこちらのお店、オープン準備期間中から数十組以上のお客さんがいらっしゃってまして、オープンの日を今か今かと待っていて下さったのです。

狙い定めた商品、GETして頂けたでしょうか?

お帰りの際には、オープニング記念の千本くじを!

豪華景品は誰の手に??

9店目のSt.51店が好調な滑り出しのDon Don Down on Wednesdayですが、向こう1年でプノンペン市内に10〜15店舗程度展開していく方針です。
初期投資額約60,000ドル強(St.51店実績)、出店決定からオープンまでは約1ヶ月半と、スピーディーに出店を進められる点がDon Don Downの大きな強みであり、カンボジアでの認知拡大を急速に進めていきたい考えです。
オープニングで活気づくSt.51店。
ぜひ皆様、この機会にお運びください!

店舗情報

❖住所:Don Don Down on Wednesday St.51店
No.100, St.51, Sangkat Boeung Raing, Khan Daun Penh, Phnom Penh, Cambodia.

St.51とSt.200の交差点近く、Sisowath High Schoolの南方になります。
❖営業時間:10:00-20:00


プノンペンのカフェ激戦

こんにちは!

先週の5月25日、スターバックスコーヒーのカンボジア2号店がイオンモールにオープンしました。
正面入り口横の1等地での堂々オープンで、オープン初日は店外まで長蛇の列ができたということで話題になりました。
オープンからちょうど1週間経った6月1日は、International Children’s Dayということでカンボジアは祝日でしたが、夕方18:00近くで店舗内外の席は満席。
店内は注文を待つ人の列でぎっしり、一部外にまで行列がはみ出しているような状況でした。

このスターバックス2号店は、昨年12月プノンペン国際空港内に1号店がオープンしてから半年未満でのオープンとなりました。
1号店は空港内であるがゆえ、一部の旅行者のみ利用可能な状況ではありましたが、ここ数ヶ月の間で現地での評判が一気に高まり、スターバックスはカンボジアへの長期的な投資の可能性に確信を得たといいます。
また、2号店の長蛇の列を見る限り、プノンペン中心部へのスターバックスオープンは、現地の人々にとって待望のニュースであったと言えそうです。
そんな世界のスターバックスですが、実は、カンボジアに参入するカフェブランドとしては、比較的後発のプレイヤーと言えます。
ここ数年、プノンペンでは、空前のカフェブームと言っても良い程、カフェの進出・出店が相次いでおり、中心部には世界各国のカフェチェーンが供給過多とも思われる程に軒を連ねています。

今回は、大物スターバックスの登場でさらに活況を呈するプノンペンのカフェ激戦について、取り上げてみたいと思います!

しばらくは2号店オープンの熱気が続きそうなスターバックスですが、プノンペンポスト紙によると、既に3号店のオープンも今年10月に予定されているとのことです。
その3号店の出店予定エリアが、カフェメッカと言われる程、カフェがひしめき合うボンケンコンエリアになります。
高級コンドミニアムが立ち並び、外国人や現地富裕層が多く住むことでも有名なエリアです。

さて、このボンケンコンエリア。

地図上の赤で囲まれたボンケンコン1と呼ばれる区画の中に、カフェ単体の店舗で約30店舗、レストランやブティックホテルが運営しているカフェを含めると50店舗を優に超える数のカフェが存在しています。
中でも、特にカフェが密集するのが、太い赤線で示したStreet 51Street294です。
Street 294の赤線の部分はわずか400m程ですが、この中に7軒ものカフェが存在しています。

以下は、ボンケンコンエリアに存在する主要カフェチェーン店をリストアップしたものです。
欧米系のほか東アジア、東南アジア各国のブランドが集まっています。

そして、このようなカフェメッカにしてなお、ボンケンコンエリアにはオープンを控える新しいカフェも見られる状態です。

これだけ多いと、なかなか全て制覇できるような状況ではありません!
さて、プノンペンのカフェのうち、スターバックス進出以前からこの市場を盛り上げていた、注目のブランドをいくつかご紹介したいと思います。

以下にご紹介するブランドはいずれも、路面店のほか、今回スターバックス2号店がオープンしたイオンモールの中にも店舗を有しています。
まずは、プノンペンのカフェを語る上で外せない2強からご紹介します!

❖BROWN COFFEE AND BAKERY

カフェブームの火付け役ともなった、カンボジア発のブランドです。
現在プノンペン市内に11店舗展開されています。
温かみのあるレンガや木、無機質なコンクリートを見事に融合して作られたお洒落な店内は、カンボジア人の若者でぎっしりです。

これまで、カンボジアのスターバックス的存在とされており、スタイリッシュで洗練されたイメージは、一見すると外来のブランドかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、創設者5人はすべてカンボジア人
しかも、設立当時、この5人は皆20代でした。
いずれもオーストラリアなどへの海外留学時に、海外のカフェ文化に触れてきた若者で、オーストラリアやアメリカなどのカフェを徹底的に研究した結果、現在のBROWNのコンセプトに行き着いたといいます。

<メニュー例>
Regular/Large/Grand
・Iced Americano $2.4/$3.35/$3.75
・Hot Americano $2.2/$3/$3.65
・Iced Caffe Latte $2.65/$3.65/$4
・Hot Caffe Latte $2.4/$3.35/$3.85
・Brown Frappe $2.95/$3.85/$4.25

祝日の昼頃。店内には、フラッペ(フラペチーノ)スマートフォンを片手に談話したり、ゲームや動画に興じるカンボジア人の若者が多く見られました。

プノンペンの街中では、こちらのようなコーヒーの移動販売車をたくさん目にすることができますが、このような販売車では1,500リエル(0.37ドル)程度〜でアイスコーヒーを買えますので、BROWNのフラッペは、現地の給料水準(2016年度ワーカー最低賃金: $140)を考えても決して安くはありません。

BROWNのようなカフェに行く目的は、もはやコーヒーを買うのみでないことが分かります。
いわゆるプレイスポットが多くないプノンペンにおいては、カフェで飲み物を囲んで仲間と集うことは、余暇の過ごし方の定番になりつつあるようです。

❖COSTA COFFEE

2強その2です。
イギリス発。世界最大級のカフェチェーンで、現在カンボジアでは、プノンペンに5店、シェムリアップに1店の計6店展開されています。
店内を覗いてみると、その顧客層はBROWNとは少し異なっていることに気づきます。


※写真:『The The Phnom Penh Post』より

BROWNが大学生位の学生中心に賑わっているのに対し、COSTAの店内では仕事やミーティングをするビジネスマンの姿が多く見受けられます。

また、そもそもの目指すところがBROWNとは異なるといいます。

BROWNが海外のカフェの様々な要素を取り入れつつも、現地若者のニーズに適合するようローカライズしているのに対し、COSTAは世界共通基準で同じクオリティのコーヒーを提供することを目指しています。
特に、外国人在住者や観光客が母国のコーヒーを思い出してホッとする場所、世界中のどこに行っても同じコーヒーを楽しむことができる場所というのをコンセプトにしているそうです。
コーヒー豆も使用されるマシンも、世界中のCOSTAで共通品質を保つよう徹底されています。

<メニュー例>
PICCOLO/PRIMO/MEDIO(HOT) PRIMO/MEDIO/MASSIMO(ICE)
・Americano(HOT・ICEとも) $2.59/$3.39/$4.29
・Caffe Latte(HOT・ICEとも) $2.89/$3.69/$4.49
・FROSTINO COFFEE(Coffeeフレーバー) $3.49/$3.99/$4.59

❖KOI Cafe

ここ1年位で盛り上がりを見せている台湾ティーのブランドで、台湾で有名な50LAN Teahouseの姉妹ブランドです。
メニューは、フレーバーアイスティー、ミルクアイスティーが中心で、タピオカやゼリーなどのトッピングをオーダーできます。
カンボジアに、バブルティーをはじめとする台湾ティーを流行らせたブランドの一つに、現在カンボジア全土に17店舗展開中のChatime(台湾系)があります。
他にもGONG CHA(台湾系、BROWNが台湾企業とジョイントで展開)、poptea(カンボジア系)など、 台湾ティーを扱うブランドが急増した時期がありましたが、ちょうど今週GONG CHAがカンボジア撤退を発表するなど、一時に比べると台湾ティーブームは弱まっているのかとも思えます。

そんな中、台湾ティーブランドとしては新興であるKOI Cafeの店内は、いつも中高生〜大学生位の若者で賑わっています。

そこには、若者の心を掴むポイントがいくつかありそうです。
まず、価格設定
フレーバーティーは$1.2〜、ミルクティーは$1.6〜とかなり低く抑えられています。
Chatimeなどの他の台湾ティーブランドでは、$2.0を超えるメニューが多くなっており、$2.0を切る設定は、この手のブランドでは破格と言えます。
また、若者目線のプロモーションにも力を入れています。
イオンモール店では、KOI Cafeのティーとともに撮影された顔数々の写真がデコレーションされたブースがあり、さらにこのブースで記念撮影する人々の姿が見られます。

カンボジアでは、至る所でセルフィー(自撮り)する人々の姿を目にしますが、このトレンドを意識した企業プロモーションとして、「セルフィーブース」というものが流行りです。
日本のプリクラのような撮影機械と、企業ロゴなどが入ったPOPな背景、さらには持ったり身につけたりする小物が用意されたブースで、友達と一緒に撮影するのですね。


※KOI Cafe Facebookページより

そうすることで、ブランドロイヤリティを高めてもらうという方法です。
バレンタインなどのイベント時には、KOI Cafeも特設セルフィーブースを設置するなど、ブランド自体のファンを増やす取り組みに力を入れていることが窺えます。

<メニュー例> S/M
・Flavored Tea $1.2-$1.6/$1.7-$2.2
・Milk Tea $1.6-$1.7/$2.2-$2.4

カフェ、そしてカフェに行くことは、プノンペンのカンボジア人達の間で、一種のカルチャーになりつつあるとも言えそうです。
ますます競争が激化するカフェ市場。
世界の大物スターバックスも、既存のプレイヤーも、いかに共存、はたまた住み分けしていくかが課題になりそうです。
そして、消費者が、これだけ沢山あるカフェをいかに選び、いかに併用・使い分けしていくのか・・・こちらも大変気になるところです!

▼参考リンク
・『The Phnom Penh Post』
Starbucks enters mix at Aeon Mall(2016.5.26)
http://www.phnompenhpost.com/business/starbucks-enters-mix-aeon-mall
・『The Phnom Penh Post』
How a coffee chain conquered Cambodia: Brown’s success story(2013.10.3)
http://www.phnompenhpost.com/7days/how-coffee-chain-conquered-cambodia-brown%E2%80%99s-success-story
・『The The Phnom Penh Post』(2014.5.2)
Costa Coffee
http://www.phnompenhpost.com/post-plus/costa-coffee
・『The Phnom Penh Post』
KOI Café reaches new market in Cambodia(2015.4.30)
http://www.phnompenhpost.com/post-plus/koi-cafe-reaches-new-market-cambodia
・『The Phnom Penh Post』
Brown pulls Gong Cha franchise(2016.6.2)
http://www.phnompenhpost.com/business/brown-pulls-gong-cha-franchise